Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

政府のグループメールサービス利用は14機関で95件 - 機密情報漏洩は確認されず

政府の14機関で95件のグループメールサービスが利用されていたことがわかった。非公開情報が漏洩したケースはなかったという。

政府機関において、Googleグループを公開設定のまま利用したことにより、機密情報の情報漏洩が発生したことを受け、21の政府機関を対象に調査を実施したもの。既報である4省庁の4事例は含まれてない。

今回実施した調査では、非公開の情報を扱い、さらに情報が漏洩する被害が発生していたケースは、確認されなかった。

非公開の情報を取り扱いつつも、非公開設定となっており、情報漏洩が生じていないケースは、8機関25件にのぼる。これらについては、一部国際機関で利用されている場合を除き、使用を停止したという。

公開情報のみ扱っていたケースは、11機関で70件。国民と情報を共有する目的であれば、政府統一基準においてグループメールサービスの利用は禁止されていない。

政府では今回の調査結果を受け、外部委託を利用する際の注意喚起や、職員におけるセキュリティポリシーの徹底など対策を講じる。また各政府機関で共用できるグループメールサービスの構築を早急に検討していくという。

(Security NEXT - 2013/07/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
2023年の不正アクセス認知件数、前年比2.9倍に急増
政府や独法関係者対象にCTFコンテスト「NISC-CTF」を開催
ネット偽情報対策の取り組みに関する意見を募集 - 総務省
「サイバーセキュリティ月間2024」がスタート - 「全員参加」を呼びかけ
個情委、オプトアウト届出事業者3社に行政指導 - 「転売屋」に販売も
アクセス制御機能の研究開発情報を募集開始 - 政府
「Security Days Fall 2023」を都内と大阪で開催
「CYNEXアライアンス」が発足、 産官学とデータの共同分析や人材育成を推進
「ソフトウェア管理に向けたSBOMの導入に関する手引」を公開 - 経産省