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IPA、JPEG処理を実装したソフトの開発者向けにファジングツール

情報処理推進機構(IPA)は、ソフトウェアの開発者向けに、脆弱性の検証用ファイルを生成できる「iFuzzMaker」を公開した。

同ソフトは、ソフトウェアが実装したJPEG画像の処理に脆弱性がないか確認するためのテストデータを、自動的に生成できるツール。テストデータは、元画像と利用者が定めた生成ルールをもとに作成し、ファジングに利用できる。

具体的には、テストデータを用意することで、「Exifタグ」を処理部分に存在する脆弱性の検出に活用できる。テストデータ生成ルールのサンプルも用意した。

ライセンス形態は、BSD LicenseおよびCPOL。利用規約に反しない限り、再配布や改造を行うことができる。

(Security NEXT - 2013/07/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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