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「マジコン」訴訟、輸入販売の差止と賠償金の支払い命じる判決

任天堂は、ニンテンドーDSにおいて海賊版ゲームの起動を可能にする「マジコン」の輸入販売業者に対して輸入販売の差止めを求めていた訴訟において、勝訴したことを明らかにした。

同社とソフトメーカー49社が、輸入販売業者に輸入販売行為の差止めや損害賠償を求める訴訟を東京地裁に提訴していたもので、7月9日に東京地裁が訴えを全面的に認め、マジコンの輸入販売行為の差止めと、総額9562万5000円の損害賠償金の支払いを命じた。

マジコンの違法性は2008年の判決でも認められているが、同社は、今回の判決では正規ゲームソフトの販売に与えた損害に対する賠償責任も認めたもので、ゲーム業界にとって重要な判決であると位置付けている。

(Security NEXT - 2013/07/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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