露Kaspersky、UEFIに対応したマルウェア対策製品を開発
露Kaspersky Labは、OSをロードする前にマルウェアを検知して、脅威から保護する「Kaspersky Anti-Virus for UEFI」を発表した。
「Kaspersky Anti-Virus」を基盤に、OSとファームウェア間に用意されたインタフェース「Unified Extensible Firmware Interface(UEFI)」に対応した製品を開発したもの。日本国内の発売については未定としている。
OSが起動する前にウイルススキャンが可能なため、OSからプロセスを隠蔽する「ルートキット」など、従来のウイルス対策ソフトでは対応が難しいマルウェアの検知にも対応する。
検知後は警告を発するほか、起動のブロックにも対応。利用者は、データの消失や漏洩、破損など、インシデントにより大きな影響を受けるセキュリティ要件が厳格な組織を想定している。
同社は、今回開発した技術により、攻撃者が悪意のあるコードを隠すことができなくなると説明。マルウェア感染のない安全な状態にシステムを保つことができると製品のメリットを強調している。
(Security NEXT - 2013/05/08 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
2月修正のWindows脆弱性、北朝鮮グループがゼロデイ攻撃に悪用
Ivanti製品の侵害、以前のツールでは検証回避のおそれ
トレンドマイクロの複数製品に脆弱性 - 順次更新を実施
Microsoft Defender ATP、ファームウェア経由の攻撃対策を強化
ESETの法人向けエンドポイント製品に新版 - 「UEFIスキャナー」搭載
「Dirty COW」判明から約1年、初の対Android攻撃 - 危険なアプリが30万件以上
モバイル端末を狙った不正アプリが200万超え - 今後の動きに警戒を
ソフォス、定義ファイルを使用しないマルウェア対策ソフト - 「セカンドオピニオン」利用も可
「ルートキット」知らないユーザー9割超 - IPA意識調査
ワイアレスマウスに「MouseJack」の脆弱性 - 遠隔操作のおそれ