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NTTソフトウェア、クラウド向け暗号化ゲートウェイを開発

NTTソフトウェアは、クラウド上のデータを暗号化する国産ゲートウェイ「TrustBind/Secure Gateway」を開発し、4月1日より提供を開始する。

同製品は、クラウドサービスへデータを送受信する際に暗号化や復号化を行うゲートウェイ。クラウド上に保存するデータを暗号化することで、漏洩時のリスクを低減する。同社が国内で開発したもので、日本語環境へ完全に対応している。

同社では手始めにCRMソリューション「Salesforce」向けにサービスを展開。検索やソートが可能な暗号方式とAES方式を項目ごとに選択できる。設定後は特別な操作をすることなく、ゲートウェイ上で自動的に暗号化や復号化が行える。

月額利用料は、1000円/ID。別途ハードウェアや導入費用が必要。同社では今回の製品を足がかりに「クラウドセキュリティ市場」へ本格的に参入し、個人情報、機密情報などを扱う金融業、製造業やサービス業へソリューションを提供。3年間に10億円の売り上げを目指す。

(Security NEXT - 2013/03/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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