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「Windows 8」の発売記念キャンペーン終了に便乗する偽ソフト

Microsoftは、「Windows 8」へのアップグレードを6000円弱の特別価格にて提供するキャンペーンを1月末で終了し、2月より2万円台の通常価格に戻るが、そのような状況に便乗しようと見られるサイバー攻撃が発生している。

Trend Microによれば、「無料でWindows 8を有効にできる」などと騙し、個人情報を入力させ、特定の番号に「SMS」を送信させようとする偽ソフト「アクティベータ」を複数確認したという。

海外ではSMSによる送金サービスが活用されており、騙して有料SMSを送信させる手法はよくある手口。同社ではセキュリティ対策ソフトにおいて「HTKL_KEYGEN」として対応した。

同社の調査では、アプリを配布しているサイトは、ラトビアやルーマニアのIPアドレスでホストされていた。さらにロシアのドメインでも配布されており、Androidで人気のアプリ「Instagram」「Angry Birds」の偽アプリを配布された際に利用されたものと同じだった。

同社では、「Windows 8」に便乗し、偽セキュリティ対策ソフトやフィッシング攻撃、ライセンスキー生成ツールなど、個人情報や金銭を騙し取る攻撃をこれまでもたびたび確認しているとして、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/01/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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