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標的型攻撃で初動対応できるマルウェア解析技術者を育成するサービス

セキュアブレインは、マルウェア解析を行える人材を短期間で育成するトレーニングサービスを提供開始した。Windowsにくわえ、Android向けのコースも開設する。

同サービスは、組織が標的型攻撃を受けた際、初動対応できるようマルウェア解析の知識を持った技術者を2日間の日程で育成するサービス。セキュリティベンダーより駆除ツールが提供されるまで適切な対応が取れず、対策に遅れが生じる組織があることから同サービスを開発した。

「Windowsマルウェア解析技術者養成コース」では、ツールを用いた「ブラックボックス手法」により、マルウェアの構造や機能の分析、レジストリやファイルへのアクセス状況、ネットワークの挙動などを学ぶことが可能。サンプルを用いた実習も行う。

一方、「Androidマルウェア解析技術者養成コース」では、「Android」のセキュリティモデルや、Androidアプリの概要、解析環境の構築、表層解析などを学ぶことができる。受講にはLinuxのコマンドラインによる操作やJava言語の基本的な知識、Androidアプリ作成経験が必要。

いずれも2日間の日程で料金は1名あたり31万5000円。また「Windowsマルウェア解析技術者養成コース」については別途4日間のコースも提供する。

(Security NEXT - 2012/10/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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