Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

11月から引き続きウェブ改ざんの被害報告目立つ - トレンドマイクロ報告

トレンドマイクロは、12月のマルウェア検出状況や被害の報告状況を取りまとめた。

同社によれば、11月に引き続き、国内外いずれも「WORM_DOWNAD.AD」が最多で、国内で4848台、ワールドワイドで11万2991台から検出された。パスワードクラッキングツール「CRCK_KEYGEN」が前月同様に2位に続いている。

海外における検出状況は、偽セキュリティ対策ソフトの亜種である「TROJ_FAKEAV.DAM」が3位、「hostsファイル」を改ざんし、通信販売サイトへ誘導するアドウェア「ADW_KRADARE」が5位へあらたにランクインするなど、動きが見られた。

10位には、「Windows」のファイアウォールを停止するトロイの木馬「TROJ_SIREFEF.BX」が初登場した。システムが修復された場合も、再びシステムを改変する機能を備えているという。

(Security NEXT - 2012/01/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
2024年1Qのセキュ相談、「サポート詐欺」「不正ログイン」が過去最多
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
2023年4Qにおけるtelnetの探索、12月下旬は10月初旬の3倍に
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増
悪意あるファイル、1日あたり約41万件 - 前年比3%増