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不正アクセスを受けたオランダ認証局「DigiNotar」が破産

オランダの認証局「DigiNotar」が、9月20日にオランダのハーレム地方裁判所へ破産申し立てを行い、破産宣告を受けたことがわかった。

「DigiNotar」は認証事業を展開し、オランダ政府の証明書なども発行していたが、外部より不正アクセスを受け、数百件に及ぶ不正証明書を発行していたことが8月末に発覚した。

今回の破産について、DigiNotarの親会社であるVASCO Data Security Internationalは、破産手続きに協力するとしつつ、両社は分離されており、今回の破産がVASCOの二要素認証に影響がないことを強調。

認証機関を再度投入する予定はないとし、今後DigiNotarのPKIおよびアイデンティティ検証技術を活かした認証製品を今後提供していきたいとしている。

(Security NEXT - 2011/09/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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