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IPA、「Stuxnet」の解析レポートを発表 - 「4800の関数備え、非常に多機能」

情報処理推進機構(IPA)は、インフラなどを攻撃対象としたマルウェア「Stuxnet」について分析調査を実施し、レポートとして取りまとめた。

今回解析された「Stuxnet」は、5種類のファイルで構成されており、脆弱性「CVE-2010-2568」を悪用。外部サーバとの通信、システムへの侵入、攻撃、隠ぺいなどを実施する機能が盛り込まれていた。

複数コンポーネントで構成され、4800と非常に多数の関数を持っていたほか、環境に依存する部分も多く、通信先サーバが閉鎖されているなど、解析が難しい面も多かったという。

同機構では、なかでも通信がウェブ閲覧などに用いられる「80番ポート」を利用している点に注目。

(Security NEXT - 2011/04/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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