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11月は対策ソフトで検知できない「未知検体数」が最低レベルに - CCCまとめ

サイバークリーンセンター(CCC)は、2010年11月のボット検知状況を取りまとめた。収集総数および同定検体数いずれも、前月よりわずかながら増加している。

レポートによれば、11月のボット収集総数は11万6361件で、10月の11万4879件から微増した。重複を除いた同定検体数も10万4803件で、前月の9万424件から増加している。

一方、セキュリティ対策ソフトで検知できない未知検体数は119件で、前月の174件から大きく減少。9月の231件から半減しており、最低水準となっている。

検体収集型ハニーポットでは、同月10日前後に中国の特定IPから多数の「IRCBOT」がダウンロードされ、一時的に収集数の増加が観測された。同センターでは、今回利用されたIPについて、不安定ながらも定期的に利用されていることを観測しているという。

(Security NEXT - 2011/01/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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