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FFR、組込機器の脆弱性チェックツールを発売 - 約250万パターンを約2.5時間で検査

フォティーンフォティ技術研究所は、ネットワークへ接続する組込機器の脆弱性を検査できるソフト「FFR Raven」を発売した。

同製品は、ネットワーク機器や携帯端末、情報家電をはじめ、ネットワークへの接続機能を備えた組込機器に潜在している「バッファオーバーフロー」や「整数オーバーフロー」「フォーマットストリング」といった脆弱性を検出できるWindows向けソフトウェア。

対象のIPアドレスを入力し、同社アルゴリズムにより異常なパケットの組み合わせを自動生成して送信。異常の発生をモニタリングすることで機器の脆弱性を発見できる。検査項目を選択するだけで利用可能で、約250万パターンの組み合わせを約2.5時間で検査できるという。

ライセンス料金は、企業単位で契約し、台数無制限で利用できる「年額包括ライセンス」が500万円。3台まで利用できる月額PC数限定ライセンスが50万円。

(Security NEXT - 2010/08/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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