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患者情報含むFDの紛失が病棟内で相次いで発生 - 都の医療センター

東京都の北療育医療センターにおいて、4月に入院予定患者の看護情報が記録されたフロッピーディスクの紛失が、2度にわたり発生していたことがわかった。

都の発表によれば、紛失したフロッピーディスクは特定の患者専用のもので、氏名、住所、連絡先、生年月日のほか、病名や既往歴、看護に必要な資料などが記録されていた。

4月21日、入院予定患者1人のディスクが所定の保管場所にないことが判明。病棟内を捜索したが発見できなかった。その後26日には、別の入院予定患者1人のディスクが紛失。看護師が情報入力作業の途中、席を離れた約50分の間に、ディスクドライブ入れていたディスクがなくなっていたという。

病棟内の捜索や職員の聞き取り調査などを実施したが、見つかっていない。同センターでは、対象となる患者の家族に説明と謝罪を行った。再発防止に向け、看護情報が記録されたフロッピーディスクの取り扱いについて、貸出記録簿を作成するなど具体的な対策を講じるとしている。

(Security NEXT - 2010/05/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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