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クレームは1カ月あたり15件から20件 - iTunes「急増ではない」

音楽サービスにおいて不正請求が発生している問題で、業界大手のiTunesは、3月4日に消費者庁より再度同社へ行われた質問に対し、4月5日に回答を行った。当初消費者庁では、回答期限を3月12日としていたが、1カ月弱ずれ込んだ。

同庁は、前回の同社回答で「不正請求が異常に増加していない」との認識を行った根拠について再度質問したのに対し、過去6カ月のクレームデータの調査結果として、同社は1カ月あたり15件から20件であるとの具体的なクレーム件数を明らかにし、不正請求が急増しているレベルではないとの見解を示した。

セキュリティへに対する懸念があることや、一部でトラブルが生じていることについて認識しているとする一方、不正請求に関する調査は多岐にわたり、無効化など措置を講じているとしたが、具体的なプロセスなどは触れなかった。

不正被害の原因として、6割は盗難クレジットカードで作成された新アカウントによるものであるとし、残り4割が既存アカウントを情報漏洩やユーザーが気が付かない間に利用されていたものであるとのデータを公表した。

(Security NEXT - 2010/04/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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