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Cisco ASAに脆弱性、悪用も確認 - 早急に更新を

複数のセキュリティ研究者より脆弱性について報告を受けたCisco Systemsでは、7月22日にアドバイザリをリリース。「Cisco ASAソフトウェア」「Cisco FTDソフトウェア」向けにアップデートの提供を開始した。

これを受けて脆弱性を報告したセキュリティ研究者のひとりが実証コードを公開。その後、脆弱性の悪用を確認したとしてCisco Systemsでは、アドバイザリを更新し、利用者へ早急にアップデートを実施するよう再度注意喚起を行った。

またRapid7によれば、Ciscoが脆弱性を公表する以前の7月18日より「Cisco ASA」を探索する動きが見られたと指摘。7月24日の時点で脆弱性を悪用しようと攻撃を断続的に検知しているとして注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/07/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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