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5カ月ぶりに「Emotet」が活動再開 - 感染拡大に警戒を

Spamhaus Projectでは7月13日に攻撃を検知したと報告。一方Proofpointは7月17日に約25万件のメールが送信されたことを確認したという。

問題のメールは、英文で記載されており、米国とイギリスにおける複数の業種を狙って攻撃が展開されたと同社は分析。

返信や請求書に見せかけたメールには、「doc」形式のファイルが添付されていた。ファイルの中身はOffice 365によるアラートに見せかけたデザインとなっており、iOSで作成されたファイルであるため、操作できないなどと英語で記載。受信者をだましてマクロを有効化させ、外部よりマルウェアをダウンロードさせるしくみだった。

あらためてJPCERTコーディネーションセンターでは、組織内で注意喚起を行ったり、対策状況を確認するなど、あらためて「Emotet」について警戒するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/07/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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