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標的型攻撃のレスキュー支援、2019年度は139件

攻撃手法としては、サンドボックスによる検知を回避するため、マクロを手動で実行させるといった手口も確認。攻撃メールの内容や添付ファイルには、不自然で粗雑なケースも多いものの、引き続き被害が生じており、今後もメールを悪用する攻撃が展開されると見ている。

さらに複数のVPN製品に明らかとなった脆弱性をはじめ、ネットワーク機器やソフトウェアの更新機能などにおける脆弱性を悪用した攻撃、SNS経由のスマートデバイスにおけるマルウェア感染など、攻撃が多様化していると指摘。

セキュリティ対策が甘い海外拠点が狙われるケースもあるとして注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/06/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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