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NAC製品「iNetSec SF」の機能を強化、クラウド版も - PFU

PFUは、ネットワーク接続された機器をアクセス制御できるアプライアンス製品「iNetSec SF」の機能を強化するとともに、クラウド版「iNetSec SF Cloud」の提供を8月初旬より開始する。

同製品は、組織の内部ネットワークへセンサーを配置し、接続された機器を可視化して接続管理を行えるネットワークアクセス制御ソリューション。マルウェアの振る舞いを検知したり、脆弱性の検査、利用アプリケーションを把握するためのオプションなども用意されている。

最新版では、「スイッチポート特定機能」を搭載。主要5社のスイッチにおいて、どのポートに機器が接続されているか同製品上より確認できるようになった。また組織内において利用申請状況や長期にわたり接続されていない端末などを把握できる「ダッシュボード機能」や、指定期間の接続状況など出力する「レポーティング機能」を追加した。

さらに同社は、8月初旬よりあらたなラインナップとして「iNetSec SF Cloud」の販売を開始する。従来はセンサーを設置したネットワークごとに「マネージャー」を導入し、管理する必要があったが、クラウド版では散在するネットワークよりセンサーの情報をクラウド上に集約、管理することが可能。センサーはレンタルで提供するという。

なおクラウド版については、管理機器の台数や対応するセンサー数がオンプレミス版より少なく設定されているほか、オプション機能や他社製品連携については、今後の機能強化で対応する予定。

「iNetSec SF Cloud」でセンサー1台を導入した場合、年額料金は34万4400円。同社では、「iNetSec SF」シリーズを通じて今後3年間に30億円の売上を目指して製品を展開していく。

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オンプレミス版、クラウド版で提供される機能の違い(図:PFU)

(Security NEXT - 2020/06/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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