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顧客情報持ち出した三菱UFJ証券の従業員に懲役2年の実刑判決

三菱UFJ証券システム部の元従業員が顧客情報約149万人分を持ち出し、不正アクセス禁止法違反や窃盗の容疑で逮捕、起訴された事件で、東京地方裁判所は12日、会社の信用を失墜させたことなどを理由に懲役2年の有罪判決を言い渡した。

今回の事件は、2009年1月から3月にかけて、同従業員が個人顧客に関する情報約149万件を持ち出し、その一部を名簿業者などに売却。数十社に流通した。金融庁は三菱UFJ証券に対して対策が不十分だったとして行政処分を行い、同社も顧客全員に対し金券を送付している。

(Security NEXT - 2009/11/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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