Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

4月の偽サイトURL件数、過去最多を更新 - 報告も1.1万件超に

4月にフィッシング対策協議会へ寄せられたフィッシングのURL件数が過去最多を更新した。報告件数も調査以降はじめて1万件を突破し、1.1万件超にのぼる。

4月に同協議会へ寄せられたフィッシングの報告件数は1万1645件。1100件だった2018年10月以降増加傾向が続き、2019年8月に5000件、2019年10月には8000件に到達。

一時減少を見せたものの、再び増加に転じ、過去最多となった2020年3月の9671件からさらに1974件増加。今回はじめて1万件の大台に乗せた。

フィッシング攻撃に用いられたユニークなURLは4238件。過去最多だった前月の4136件を147件上回って最多記録を更新している。

同月に悪用されたブランド件数は、前月から2件増加して58件。前月同様、「Amazon」「Apple」「LINE」「楽天」をかたるフィッシングの報告が多数寄せられた。

20200507_ap_001.jpg
フィッシングの報告やURL件数の推移(グラフ:フィ対協の発表をもとに独自に作成)

(Security NEXT - 2020/05/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
「違法情報」の通報が約28.2%増 - 「犯罪実行者募集」は4000件超
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
2023年の不正アクセス認知件数、前年比2.9倍に急増
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
1月のフィッシング、独自ドメイン使用する送信元メアドが増加
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止
「フィッシング詐欺」、1年に3回も被害あったケースも