Mozilla、「Firefox 75」をリリース - 脆弱性6件を修正
Mozilla Foundationは、ブラウザの最新版となる「Firefox 75」をリリースし、複数の脆弱性を解消した。
今回のアップデートでは、アドレスバーにおける機能改善のほか、6件の脆弱性に対処した。「同75」とあわせて「同ESR 68.7」もリリースしている。
具体的には、メモリの処理に関連する脆弱性「CVE-2020-6821」「CVE-2020-6825」「CVE-2020-6826」を解消。いずれも重要度が4段階中2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。
また重要度が1段階低い「中(Moderate)」として、悪意ある機能拡張によって「OAuth」の認証コードが窃取されるおそれがある「CVE-2020-6823」や、異なるプライベートウィンドウのセッションで同一のパスワードが利用される脆弱性「CVE-2020-6824」など3件についても修正した。
今回のアップデートでは、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
ただし、Mozillaでは4月3日に悪用も確認されている深刻な脆弱性へ対処した「Firefox 74.0.1」「Firefox ESR 68.6.1」もリリースしており、利用者は最新版へ更新されているか注意を図る必要がある。
今回修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2020-6821
CVE-2020-6822
CVE-2020-6823
CVE-2020-6824
CVE-2020-6825
CVE-2020-6826
(Security NEXT - 2020/04/08 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
WordPress向けプラグイン「InstaWP Connect」に脆弱性
Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
「Microsoft Edge」にアップデート - 「Chromium」の脆弱性修正を反映
「PHP」に複数の脆弱性 - セキュリティアップデートで修正
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中