Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

RSAのID認証管理製品に複数の深刻な脆弱性

IDや認証など一元管理するセキュリティ製品「RSA Authentication Manager」に複数の深刻な脆弱性が含まれていることが明らかとなった。

「同8.4 Patch 10」および以前のバージョンに格納型クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2020-5346」や、同製品で利用する複数のサードパーティ製ソフトウェアに5件の脆弱性が明らかとなったもの。特にサードパーティ製ソフトウェアの脆弱性による影響が大きい。

「Netty」に関する「CVE-2019-20444」「CVE-2019-20445」や、「Nimbus JOSE+JWT」に関する脆弱性「CVE-2019-17195」は、いずれも米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」による共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアが「9」以上で、「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

脆弱性の判明を受けてRSAでは、脆弱性の修正や機能を改善した「同8.4 P11」をリリースしており、利用者へ早急に適用するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/03/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Firefox 125.0.1」をリリース、脆弱性15件を修正
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
Oracle、「Java SE」に関する脆弱性13件を修正
Oracle、四半期定例パッチを公開 - のべ441件の脆弱性に対応
WordPress向けプラグイン「InstaWP Connect」に脆弱性
Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
「Microsoft Edge」にアップデート - 「Chromium」の脆弱性修正を反映
「PHP」に複数の脆弱性 - セキュリティアップデートで修正
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消