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「Goldfish Alpha作戦」でコインマイナー感染ルータが78%減

東南アジアにおいて、コインマイナーに感染したルータの復旧を目指す「Goldfish Alpha作戦」が実施され、約8割減となる成果を上げたことがわかった。

同地域においてコインマイナーに感染したMikroTik製ルータを特定、復旧することを目指して、インターポールが2019年6月より「Goldfish Alpha作戦」を5カ月間にわたり実施したもの。

サイバーディフェンス研究所やトレンドマイクロなどセキュリティベンダーなどから情報提供や技術支援なども受け、インターポールではクリプトジャッキング対策のガイダンス文書「Cryptojacking Mitigation and Prevention」を作成して配布。

同地域10カ国のCERTや法執行機関の協力のもと、感染ルータの特定や被害者への通知、サイバー犯罪者の排除などに取り組み、2万を超える感染ルータを特定。作戦の運用が終了した2019年11月までに感染ルータ数の78%減を達成したという。

(Security NEXT - 2020/02/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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