Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

既知の「Cisco ASA」脆弱性狙う攻撃が急増 - 休み前に対策を

攻撃キャンペーン「Sea Turtle」は、DNSをハイジャックしてアクセス権の窃取などを試みる特徴があり、中東やアフリカ諸国を狙って展開された。「CVE-2018-0296」に限らず、「bash」「Apache Tomcat」「Drupal」など複数の脆弱性を悪用していると見られており、米政府などからも注意喚起が行われている。

また2019年9月には、あらたに悪用する動きを確認したとして、Cisco Systemsでは公開当初重要度を4段階中2番目にあたる「高(High)」としていた「CVE-2018-0296」のレーティングを、もっとも高い「クリティカル(Critical)」へと引き上げた。

さらに同社は12月に入り、同脆弱性を悪用しようとする攻撃の急増を観測しているとして再度注意を喚起。まもなく長期休暇に入る企業が多いが、攻撃者は休暇に関係なく攻撃を展開するとして、早急に脆弱性への対策を講じるよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/12/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性
「PuTTY」に脆弱性、「WinSCP」「FileZilla」なども影響 - 対象の旧鍵ペアは無効化を
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能