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「Emotet」国内被害、10月後半より増加 - 過去やりとり踏まえた「なりすましメール」で拡大

同センターは、被害を防止するため、従業員などへ同マルウェアの注意喚起を行い、
「Office」におけるマクロの自動実行の無効化や、メールにおけるマルウェアの検知などの実施を呼びかけた。

あわせてメールの監査ログを有効化や、OSやソフトウェアのアップデート、バックアップの実施など基本的なセキュリティ対策なども求めている。

また同マルウェアを検知した場合や、Wordファイルを添付した自組織のなりすましメールが確認された場合、組織内の端末が同マルウェアへ感染、組織内に拡大している場合があると指摘。

感染端末を隔離した上でメールアカウントのパスワードを変更した上で、専門家などの支援なども受けつつ、組織内の全端末について被害が生じていないか確認し、ネットワークのログなども確認するようアドバイスしている。

同センターでは、「Emotet」の感染が疑われる場合、インシデント報告窓口で相談も受け付けているとして、活用を呼びかけた。

(Security NEXT - 2019/11/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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