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「7pay」問題で役員報酬を自主返納、再発防止策も - セブン&アイHD

セブン&アイ・ホールディングスは、同社グループのコード決済サービス「7pay」が不正アクセスを受け、不正利用が発生した問題で、役員の対応と再発防止策を明らかにした。

同社は、処分の内容を発表するにあたり、不正アクセスの原因をあらためて説明。直接的な原因を「パスワードリスト攻撃の可能性が高い」と従来発表と同様の結論を繰り返した。

攻撃を防ぐことができなかった要因を組織および意思決定などのガバナンス上の背景にあるとし、同社検証結果として、「7pay」が採用する独自の認証システムや不正検知、不正防止対策が不十分だったと説明。

開発過程でセキュリティポリシーが徹底されておらず、システム開発のプロジェクトマネジメントにおいてもセキュリティを統括的に管理されておらず、リスク管理が不十分だったと総括している。

(Security NEXT - 2019/10/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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