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故山口英氏がインターネット殿堂入り - 日本人で6人目

奈良先端科学技術大学院大学の教授を務め、セキュリティ分野の研究や発展に貢献した故山口英氏が、インターネットの殿堂入りを果たした。

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2014年開催「OWASP AppSec APAC 2014」の基調講演に登壇した際の山口氏

非営利組織である「Internet Society(ISOC)」が、インターネットの発展に貢献した11人を「Internet Hall of Fame 2019」として発表したもの。殿堂入りはあわせて114人となり、日本人は同氏を含め、6人が選出されている。

同氏は、WIDEプロジェクトの立ち上げに携わり、AI3(アジアインターネット相互接続イニシアチブ)の設立やセキュリティに関する研究や教育に従事。

JPCERTコーディネーションセンターを立ち上げ、初代代表理事に就任したほか、FIRSTの理事を歴任。アジア地域のAPCERTや、アフリカ地域におけるAfricaCERTの設立で重要な役割を果たし、発展途上国における教育プログラムの拡大に寄与したことなども評価された。

今回殿堂入りを受け、JPCERTコーディネーションセンターでは、「大変な栄誉を心より嬉しく思う。山口氏が残したJPCERT/CCへの信頼を糧に、これからも研鑽に努めたい」とコメントした。

お詫びと訂正:本記事初出時の一部記載で敬称が抜けておりました。ご迷惑をおかけした関係者のみなさまにお詫びし、訂正いたします。

(Security NEXT - 2019/09/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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