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ダークウェブの情報収集を産官学で共同研究 - 神奈川県警ら

情報セキュリティ大学院大学、デロイトトーマツサイバー(DTCY)、神奈川県警の3者は、ダークウェブにおける共同研究を8月より開始する。研究期間は2020年3月31日までを予定している。

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神奈川県警本部で行われた覚書締結式の模様

今回開始する「人工知能を用いたダークウェブからのインテリジェンスの抽出手法の研究」では、匿名性が高いダークウェブの一部で流通する犯罪関連情報の収集を目指すもの。

違法薬物、銃器などの取り引き、クレジットカードや個人情報、サイバー攻撃手法など、犯罪に関する情報が流通する一方、違法ではない情報も大量に存在していることから、人工知能を用いて犯罪に関する情報のみ効率良く抽出する方法について研究する。

具体的には、同県警がサイバー犯罪に関する知見を提供し、DTCYが、数百件規模のダークウェブより情報を収集。それら情報より特定の話題に関連する情報を人工知能を用いて抽出する方法について情セ大が研究、開発を行う。

(Security NEXT - 2019/07/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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