Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フィッシングURLが最多記録を更新 - 報告やブランド悪用被害も増加

6月はフィッシング報告数、サイトのURL件数、悪用されたブランド件数すべてが前月を上回った。悪用されたURLの件数は、前月に続き最多記録を更新した。

フィッシング対策協議会によれば、6月に寄せられたフィッシングの報告件数は3788件。前月の3327件から461件増加した。2月以降、5カ月連続で増加している。

フィッシング攻撃に悪用されたURL件数は1460件。同協議会の調査開始以降、最多記録となった前月の1297件を163件上回り、記録を更新した。

悪用されたブランド件数も増加している。前月から8件増加して50件となり、もっとも多く観測された2011年5月の43件を上回った。

20190703_ap_001.jpg
フィッシングの報告、URL件数の推移(グラフ:フィ対協の発表をもとに独自に作成)

(Security NEXT - 2019/07/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「違法情報」の通報が約28.2%増 - 「犯罪実行者募集」は4000件超
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
2023年の不正アクセス認知件数、前年比2.9倍に急増
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
ランサムウェア「ALPHV」、医療分野中心に被害拡大
1月のフィッシング、独自ドメイン使用する送信元メアドが増加
「サイバーセキュリティ月間2024」がスタート - 「全員参加」を呼びかけ
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止
「フィッシング詐欺」、1年に3回も被害あったケースも