Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

macOSにゼロデイ攻撃しかけるマルウェア見つかる

macOSにおいて未修正の脆弱性を悪用するマルウェア「Linker」が報告された。

「macOS」において、ユーザーの許可を経てソフトウェアの起動を許可する「Gatekeeper」がパイパスされる未修正の脆弱性が判明しており、同脆弱性を悪用するマルウェアが確認されたもの。

問題の脆弱性は、ネットワーク共有上のアプリケーションが「Gatekeeper」をバイパスできるもの。zipアーカイブにシンボリックリンクを使用してオートマウント機能によりネットワーク共有をマウントさせることで、攻撃者は外部ネットワーク上へ保存されたアプリケーションを警告なしに起動させることが可能になる。

セキュリティ研究者は、2月22日にAppleへ同脆弱性を報告したものの、修正は行われず、90日が経過したとして研究者が5月24日に公表。最新版である「macOS 10.14.5」も影響を受ける。

(Security NEXT - 2019/06/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「JVN iPedia」登録、前四半期から4割減 - 累計20万件を突破
「Chrome 124」が公開 - セキュリティ関連で23件の修正
Fortinet、アドバイザリ13件を公開 - 複数製品の脆弱性を修正
「Chrome」に3件の脆弱性 - アップデートが公開
ビデオ会議サービス「Zoom」のクライアントソフトに脆弱性
「Chrome」にセキュリティアップデート - 脆弱性3件を修正
ブラウザ「Chrome」に「クリティカル」の脆弱性 - 更新を
「macOS」にセキュリティアップデート - 脆弱性を修正
Google、ブラウザ最新版「Chrome 123」をリリース - 複数脆弱性を修正
1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増