Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MTA「Exim」に対する攻撃が拡大 - 脆弱なサーバは360万台以上稼働か

MTAの「Exim」に深刻な脆弱性が見つかった問題で、脆弱なサーバへ次々とワームのように感染を広げる攻撃キャンペーンが展開されている。利用者は注意が必要だ。

「Exim」の開発チームは、6月5日に脆弱性「CVE-2019-10149」を修正するアップデートをリリースしたが、早くも悪用が拡大。米Cybereasonによれば、リモートよりコマンドを実行して感染を広げる攻撃が拡大しているという。

6月9日にセキュリティ研究者が攻撃を確認したことをTwitter上で言及。その後別の攻撃者も悪用を開始するなど複数の攻撃キャンペーンがすでに展開されている。

同社が補足した攻撃では、脆弱なサーバ上に仮想通貨を発掘するマイナーをインストール。さらにPythonで作成されたポートスキャナーを設置し、別の脆弱なサーバを探索、感染を広げていた。

侵害を受けたサーバでは、感染状態を永続させるよう攻撃者はcronを設定。さらにSSHサーバに認証キーを追加しており、外部からroot権限で接続されるおそれがある。

Cybereasonが、脆弱性検索サイトの「Shodan」で調査したところ、米時間6月13日の時点で脆弱性の影響を受けるバージョンで稼働するサーバは、米国において約200万台、ワールドワイドでは368万台以上にのぼった。

今回の問題を受け、マイクロソフトもAzureの利用者に対して注意喚起を実施。仮想マシン上で「Exim」を利用している場合は、アップデートや、アクセスの制限を実施するよう求めた。

今回問題となっている「CVE-2019-10149」は、「Exim4.91」および「同4.87」までの以前のバージョンに存在。開発チームではパッチをリリースしている。また「同4.92」に関しては脆弱性の影響を受けない。

(Security NEXT - 2019/06/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Mac向けZoom製ウェブ会議ソフトに脆弱性 - ウェブ閲覧でカメラ起動
Juniper、「Junos OS」など複数製品向けにセキュリティアップデート
「Adobe Experience Manager」に情報漏洩の脆弱性
「Firefox 68」がリリース、クリティカル含む脆弱性21件を解消
「アクセス解析CGI An-Analyzer」に複数の脆弱性
「7pay」が全面的にチャージ停止 - 「7iD」のPW再設定機能は修正中
「Cisco DCNM」に複数の深刻な脆弱性 - アップデートで修正
Linux SACK処理の脆弱性、VMwareの31製品に影響
MSが「Azure Sphere」評価版を更新、Linux脆弱性を修正 - AKS利用者なども注意
ICカード対応施錠管理製品に認証回避のおそれ