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2019年春期セキュマネ試験、合格率51.9% - 非IT系で高い合格率

情報処理推進機構(IPA)は、4月21日に実施した2019年度春期情報処理技術者試験のうち、「情報セキュリティマネジメント試験」と「基本情報技術者試験」の合格者を発表した。

情報セキュリティマネジメント試験は、組織のセキュリティを確保し、脅威から組織を保護するために必要な基本的な知識やスキルを備えていることを認定する国家試験。2016年度春期よりスタートし、春期と秋期の年2回実施されている。

同試験における2019年度春期の応募者数は1万8129人で、1万3761人が受験。合格者は7148人だった。合格率は51.9%で、前回の46.3%を5.6ポイント上回った。受験者の平均年齢は37歳で、合格者の平均年齢は37.2歳。これまでで最高齢となる78歳の合格者が出ている。

合格率は社会人が55.8%で学生が28.6%。社会人の勤務先別で合格率を比較すると、IT系企業が51.9%で非IT系企業が60.3%と、非IT系企業が8.4ポイント上回っている。

一方、基本情報技術者試験は応募者数が7万7470人で受験者数は5万4686人。合格者は1万2155人で、合格率は22.2%だった。

(Security NEXT - 2019/05/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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