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「Coinhive」はマルウェアか - ベンダーの意外な対応

ウェブブラウザ上で仮想通貨をマイニングするスクリプト「Coinhive」。自身のウェブサイトに設置したデザイナーが、刑法の不正指令電磁的記録保管罪、いわゆる「ウイルス罪」に問われている。

2月に横浜地裁で開かれた第一審の公判では、証人尋問において、裁判官がセキュリティベンダーにおける「Coinhive」の取り扱いを尋ねるひと幕があった。

セキュリティベンダーにおける「Coinhive」への対応といえば、それこそ「マルウェア」として扱われているとの印象を持つ人が多いかもしれない。

振り返れば、2017年後半ごろから「Coinhive」をはじめとする「コインマイナー」の検知数が増加したといった報告が、多くのセキュリティベンダーから発表された。

(Security NEXT - 2019/03/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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