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オムロン製の制御システムソフト「CX-Supervisor」に5件の脆弱性

オムロンの制御システム向けソフトウェア「CX-Supervisor」に5件の脆弱性が含まれていることが明らかとなった。同社やセキュリティ機関では注意を呼びかけている。

「同3.42」および以前のバージョンに 、5件の脆弱性が含まれていることが明らかとなったもの。

具体的には、「コードインジェクション」の脆弱性「CVE-2018-19011」をはじめ、「コマンドインジェクション」の脆弱性「CVE-2018-19013」「CVE-2018-19015」、解放済みメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2018-19017」、型の取り違え「CVE-2018-19019」などが含まれる。

いずれもプロジェクトファイルの処理に存在。細工されたファイルを開くと任意のコードを実行されたり、不正にデータが操作されるおそれがある。

同社では、「CX-Supervisor 3.5」で脆弱性を解消。セキュリティ機関などは、アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/01/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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