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米Dellに不正アクセス、フォレンジック調査の結果を公表

同社は、今回の不正アクセスで一部データが削除された可能性があるとする一方、情報が外部へ流出したことを示す決定的な証拠は、フォレンジック会社の調査で見つからなかったことを強調。

あわせてパスワードが流出した場合も、第三者が検証したハッシュシステムを導入し、リスクの軽減策を講じていると説明した。ソルトの追加については言及していない。

同社は、追加的な対策としてパスワードを強制的にリセットする措置を実施。パスワードのリセットは、「dell.com」のほか、サポート用サイトである「グローバルポータル」「dellpremier.com」「support.dell.com(eSupport)」などのアカウントで影響を受ける。

また今回の不正アクセスで攻撃対象となったのはアカウント情報のみとしており、クレジットカード情報や同社製品、サービスへの影響については否定している。

また今回不正アクセスに関連し、国内ユーザーへの影響や対応状況など国内法人に取材を求めたが、回答は得られなかった。

(Security NEXT - 2018/12/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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