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Gmailに差出人を空欄にできるバグ「Ghost Emails」 - フィッシング攻撃などで悪用のおそれ

さらに同氏が調査を進めたところ、「Fromヘッダ」へHTMLタグを埋め込むことで、Gmailにおいてメールの一覧やメールの詳細を表示させたいずれの場合においても、送信者を空欄にし、隠すことが可能であるバグを確認。

データが失われたわけではなく、メッセージのソースから細工されたヘッダ情報を確認できるが、ユーザーインタフェース上では正しく表示されないという。

同氏は、バグを用いて送信者を空欄にし、システムの通知などを装ったメールを送りつけるソーシャルエンジニアリングによって、ユーザーに正規のメールと信じ込ませ、フィッシング攻撃などに悪用されるおそれがあると説明。

いずれのバグについてもGoogleへ報告済みとしており、利用者へ注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/11/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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