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国内特権ID管理製品市場、前年度比10%増

ITRは、2017年度の国内における特権ID管理製品市場について動向を取りまとめた。市場規模は、前年度比10.0%増となる48億4000万円だった。

同社によれば、2017年度の国内特権ID管理製品の売上高ベースによる市場規模は48億4000万円。同市場へ参入するほぼすべてのベンダーで売上が上昇しており、市場全体では前年度比10%増と2桁成長を達成したという。

今後はクラウド化が進むことで、社内だけでなく社外からも特権IDが脅威にさらされるケースが増え、特権ID管理の需要につながると同社は分析。

2018年度以降、やや成長は徐々に鈍化するものの堅調に推移し、2022年度までの年平均成長率を6.3%と同社では予想。2022年度の市場規模を66億円と見込んでいる。

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特権ID管理製品市場の動向予測(グラフ:ITR)

(Security NEXT - 2018/11/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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