Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

人によるアクセスか試す「偽PayPal」 - 自動巡回の検出を回避

問題のページでは、画像などを用いた「CAPCHA」機能を提供するオープンソースソフトを悪用しているものと見られる。

フィッシングサイトの特徴が出やすい「フォーム設置ページ」へ誘導する前に、アクセスが人によるものか確認することで、コンピュータを利用した自動巡回によるフィッシングサイトの検知を回避しようとしたものと見られる。

ドラッグ&ドロップの操作を確認したあとは、偽のログインページへ遷移。アカウント情報をはじめ、誕生日や電話番号、メールアドレス、クレジットカード番号などをだまし取る。また今回のフィッシングサイトでは、「SSL/TLS接続」を利用していた。

11月12日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、同協議会ではフィッシングサイトの閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。

今回確認されたフィッシング攻撃と類似した手口は、少なくとも2018年の夏ごろより国内外に展開されており、引き続き類似した攻撃に注意が必要だ。

(Security NEXT - 2018/11/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

水道局を装う偽メールに注意 - 「未払料金ある」と誘導
「電気料金未払い」と不安煽りクレカ情報だまし取るフィッシング
フィッシング攻撃で日本赤十字社のメアドになりすまし
JR西日本の会員サービスを装うフィッシング攻撃に注意
「ビックカメラ」からの「異常通知」装うフィッシング攻撃
「支援金5万円」とだますフィッシング - 偽マイナポータルへ誘導
「口座が凍結されました」 - ゆうちょ銀装うフィッシングに注意
「マネロンのおそれ、対応しないと法的措置」と脅すフィッシング
「給付金に関するお知らせ」などと内閣府かたる詐欺メール
「dカード」利用者を狙う偽メール - 架空の利用照会など複数文面で