Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Firefox 62」がリリース - 深刻な脆弱性含む9件を修正

Mozilla Foundationは、ブラウザの新版「Firefox 62」をリリースした。深刻な脆弱性を含め、複数の脆弱性に対処している。

今回のアップデートは、あわせて9件の修正を実施したもの。4段階中もっとも重要度が高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は1件で、メモリの処理に問題があり、任意のコード実行されるおそれがある「CVE-2018-12376」に対処した。

次に重要度が高い「高(High)」とされる脆弱性は3件。解放後のメモリにアクセスが可能となるいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2018-12377」「CVE-2018-12378」や、メモリ処理の脆弱性「CVE-2018-12375」を解消。

さらに域外のメモリへ書き込みを行う脆弱性やプロクシー設定がバイパスされる問題など、重要度が「中(Moderate)」の脆弱性2件のほか、「低(Low)」の脆弱性2件を修正している。

また「Firefox ESR 60.2」においても脆弱性「CVE-2018-12376」について修正を実施した。

(Security NEXT - 2018/09/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開 - 一部でPoCが公開済み
「Chrome 124」が公開 - セキュリティ関連で23件の修正