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「Mirai」亜種に狙われる脆弱IoT端末、50万台以上稼働か

いずれもウェブサーバ「XiongMai uc-httpd」が稼働する機器が「Mirai」に感染し、発信元になっていると見られる。同サーバは、複数の脆弱性が報告されているが、修正方法などは明らかになっていない。

同機構がインターネットに接続された機器のデータベースである「Shodan」を調べたところ、6月21日の時点で影響を受ける国内のサーバが約2400台、ワールドワイドでは約57万台弱が登録されており、さらに影響が拡大するおそれがあるとして警戒を強めている。

また同機構は、「Mirai」を発信元とするTCP 80番ポートへのアクセスについて、4月1日や5月10日前後にも特徴的な増加が見られたことをあわせて報告した。

20180622_ni_001.jpgTCP 80番ポートを対象としたパケット数(赤)とホスト数(緑)の推移(グラフ:NICT)

(Security NEXT - 2018/06/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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