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米政府、北朝鮮攻撃グループが悪用したマルウェア「Joanap」「Brambul」の情報を公開

「Joanap」は、「HIDDEN COBRA」によって侵害されたサイトや悪意あるメールの添付ファイルといったエクスプロイトを通じて展開されていたと見られる。

重要インフラ、航空宇宙、金融、メディアなど米国をはじめ、グローバルを対象に攻撃が展開されていた。

攻撃インフラにおける分析で、感染ノードは87件にのぼっており、欧州、南米、中東、アフリカ、アジアなど、17カ国のIPアドレスで感染が確認されている。

ネットワークやシステム関連の情報やデータの窃取、他マルウェアの実行や削除、プロキシ機能のほか、ファイル管理、プロセスの管理、ディレクトリの作成、端末管理などの機能を備えていた。

(Security NEXT - 2018/05/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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