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複数アカウントが迷惑メール送信の踏み台に - 東北工業大

乗っ取り被害に遭ったメールアカウントの利用者は、「電子メール保守サービス」を名乗り、メールの保存容量の上限を超え、メールの送受信ができなくなるなどとだますフィッシングメールを受信。誤って誘導先のフィッシングサイトでIDとパスワードを入力してしまったという。

今回の不正アクセスに関して同大では、ウェブメールのログから攻撃者の操作を追跡。受信ボックスのメール一覧が表示されたり、メールの送信テストを行ったと見られるアクセスを確認したが、特定のメールや本部の検索、表示、ファイルのダウンロードなどの操作を行った痕跡はなく、個人情報や機密情報の漏洩はなかったと結論付けている。

同大では今回の問題を受け、対象アカウントのパスワードを変更。教職員と学生に対し、フィッシングメールやパスワードの管理について注意喚起を行っている。

(Security NEXT - 2018/05/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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