Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Outlook」の脆弱性、メールプレビューで情報漏洩 - パスワードクラックのおそれも

「Outlook」で悪意あるメールをプレビューを開くと、ユーザー名やパスワードハッシュなどの情報が取得されるおそれがあることがわかった。複雑ではないパスワードを用いている場合、短期間で解読されるおそれもあるとしてセキュリティ機関が注意を呼びかけている。

20180411_ms_002.jpg
影響を受ける製品(表:MS)

悪用の危険性が指摘された脆弱性は、「CVE-2018-0950」。

同脆弱性は、CERT/CCの研究者がMicrosoftに報告したもの。深刻度は「重要」ながら、悪用が容易であり、CERT/CCからも注意が呼びかけられている。

「Outlook」においてプレビューでRTFファイルを表示する際、確認のアラートを表示することなく、リモートよりOLEコンテンツを取得するという。

OLEコンテンツがSMBサーバでホストされている場合、自動的に接続してシングルサインオンを用いて認証を試行し、IPアドレスやドメイン名、ユーザー名やホスト名、パスワードハッシュなどが取得されるおそれがある。複雑なパスワードを用いていない場合、短期間で解読されるおそれがあるとしている。

またほかの脆弱性を組み合わせることで、ブルースクリーンによるサービス拒否も発生させることが可能だという。

脆弱性の報告を受けたMicrosoftでは、4月10日に公開した月例セキュリティ更新で修正を実施。アップデートのリリース時点で悪用は確認されていないとしている。

プレビューを開く必要があることから、同社による深刻度は4段階中、上から2番目の「重要」とレーティングしている。一方、悪用可能性指標は、悪用される可能性が高い「1」とされており、今後の悪用が懸念される。

(Security NEXT - 2018/04/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

北朝鮮悪用のFlash脆弱性、広く悪用される状態に - 海外中心に攻撃が拡大、国内でも
脆弱性「Drupalgeddon 2.0」、実証コード公開で攻撃段階に
「Cisco WebEx Clients」に深刻な脆弱性 - ファイル共有でコード実行のおそれ
「OpenSSL」のRSA鍵生成時に秘密鍵取得されるおそれ - 次期更新で修正予定
「Drupal 8」に「Drupalgeddon 2.0」とは異なるあらたな脆弱性 - 重要度は「中」
「Chrome 66」でセキュリティに関する62件を修正 - サンドボックス「Site Isolation」をトライアル
攻撃狙う「Cisco Smart Install」は「デフォルトで有効」 - IOS利用者は注意を
国内でも「Drupalgeddon 2.0」を観測 - 「Drupal」利用者はアップデート状況の確認を
スマート電球など身近な複数IoT機器に脆弱性 - ファームウェアの確認を
「Java SE」に14件の脆弱性 - アップデートが公開