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「GitHub」に1.35Tbps規模のDDoS攻撃 - 「memcached」によるリフレクション攻撃で

同社では、インバウンドの帯域が100Gbpsを超えた場合、Akamai Technologiesにトラフィックを回避させるよう設定しており、トラフィックのスクラビングを実施することでサービスの回復を図ったと説明している。

「memcached」を悪用する動きは国内でも2月21日ごろよりJPCERTコーディネーションセンターが確認。攻撃者によって「武器化」されている可能性があるとしてArbor Networksなども注意喚起を行っていた。攻撃によるデータの増幅率は最大で5万倍以上に達すると見られている。

また「同1.2.7」以降では、デフォルトで「11211番ポート」によるアクセスが可能だったことも、踏み台となるサーバの増加に影響した可能性がある。

提供元のDanga Interactiveでは、2月27日にリリースした「同1.5.6」で、デフォルト設定ではUDP 11211番ポートを無効化しており、JPCERT/CCでは、適切なアクセス制御にくわえ、アップデートも検討するよう利用者に呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/03/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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