ランサムウェア「Cryakl」の復号キーが公開 - ベルギー当局が捜査で入手
ランサムウェア対策を推進する「No More Ransom」プロジェクトは、ランサムウェア「Cryakl」の復号キーを公開した。
ベルギー連邦警察が捜査の過程で復号キーを入手。捜査に協力していた同プロジェクトがウェブサイトを通じて、同ランサムウェアの被害者向けに公開したもの。
ベルギーのFederal Computer Crime Unit(FCCU)が、同国の隣国に設置されたC&Cサーバを特定。同国連邦検察局の指揮のもと、サーバの差し押さえに成功。フォレンジックを通じて復号キーを入手したという。
「No More Ransom」では、同ランサムウェアも含め、ランサムウェア被害者向けにあわせて52件の復号ツールを無料で提供している。
(Security NEXT - 2018/02/23 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
日東製網、四半期決算を延期 - ランサムウェア被害の影響で
警察庁が開発した「Lockbit」復旧ツール、複数被害で回復に成功
ランサムリークサイト、年間約4000件の投稿 - 身代金支払うも約2割で反古
先週注目された記事(2024年3月3日〜2024年3月9日)
「LockBit」にあらたなリークサイト - ブランド回復に躍起
ランサム被害による子会社情報の流出を確認 - 綜研化学
画像管理サーバがランサム被害、救急や一般外来受入に影響 - 国分生協病院
先週の注目記事(2024年2月25日〜2024年3月2日)
ランサムウェア「ALPHV」、医療分野中心に被害拡大
米司法省、ランサム「ALPHV」関連の複数サイトを押収 - 復号ツールも