Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Drupal」がアップデートをリリース - XSS対策が不完全な脆弱性など修正

コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「Drupal」の開発チームは、深刻な脆弱性を修正するセキュリティアップデートをリリースした。

「同8」「同7」において複数の脆弱性が判明し、アップデートの提供を開始したもの。

開発チームによれば、クロスサイトスクリプティング(XSS)対策が不十分であることが両バージョンに判明。さらに「同8」では、フォームにおいて権限の昇格が生じる脆弱性が明らかとなった。いずれも重要度は、5段階中2番目に高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

このほか、「同8」では1段階低い「中(Moderately Critical)」の脆弱性2件、「同7」に関しても2件の脆弱性を修正したほか、さらに1段階低い「低(Less Critical)」の脆弱性1件が含まれる。

開発チームでは、修正版として「同8.4.5」「同7.57」をリリース。最新版にアップデートするよう求めている。

(Security NEXT - 2018/02/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
Fortinet、アドバイザリ13件を公開 - 複数製品の脆弱性を修正
「Rust」によるWindowsバッチ処理に脆弱性 - アップデートが公開
Juniper Networks、セキュリティアドバイザリ36件を公開 - 「クリティカル」も
「PAN-OS」に関する脆弱性7件を修正 - Palo Alto Networks
「OpenSSL」にサービス拒否の脆弱性 - 次期更新で修正予定
「Node.js」にコマンドインジェクションの脆弱性 - Windows環境に影響
「Chrome」に3件の脆弱性 - アップデートが公開