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「Coincheck」で約580億円分の仮想通貨が不正送金 - 自己資金で補償する方針

今回の問題を受け、同社では金融庁と警視庁へ事態を報告。NEM財団や同通貨を扱う取引所と連携し、送信された通貨の追跡や売買停止の要請を行った。

また同社にNEMを預けていた約26万人に対する補償について、同月28日に方針を決定。自己資金を原資とし、コインチェックウォレットに対して日本円で返金を行う。ただし、補償時期や手続き方法については検討中としている。

補償額は、1XEMあたり88.549円。「NEM」の取扱高がもっとも多い仮想通貨取引所「Zaif」を参考に、Coincheckでの売買停止時から27日23時にかけて、出来高の加重平均から算出したという。

(Security NEXT - 2018/01/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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