「Windows 7」「WS 2008」の移行準備を - 攻撃増加懸念される東京五輪直前にサポート終了
さらに日本特有の事情も重なる。サポートの終了を迎える2020年は、おりしも東京オリンピック・パラリンピックの開催年であり、特に日本を狙ったサイバー攻撃の増加が懸念されている。
短期間であっても脆弱性への対策を怠ったサポート終了OSを引き続き利用すれば、思わぬ被害に発展する可能性もある。
情報処理推進機構(IPA)によれば、2017年の1年間に脆弱性データベース「JVN iPedia」へ登録された脆弱性は、「Windows 7」において231件、「Windows Server 2008」では242件にのぼった。
共通脆弱性評価システム「CVSS v2」による脆弱性の評価を見ると、これら脆弱性のうち26%が3段階中もっとも高い「危険」とレーティングされており、続く「警告」とあわせると64%に達する。今後も多くの脆弱性が発見されることが予測され、サポート終了までに脆弱性が出尽くすことも考えにくい。
2017年に見つかった脆弱性および深刻度の内訳(グラフ:IPA)
(Security NEXT - 2018/01/26 )
ツイート
PR
関連記事
「Chromium」の深刻な脆弱性、すでに悪用済み - 「MS Edge」も緊急更新
MS、「Microsoft Edge 103.0.1264.49」を公開 - ゼロデイ脆弱性に対処
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を修正
Cisco、セキュリティアドバイザリ17件を公開
ブラウザ「Chrome」に「クリティカル」の脆弱性 - 更新を
「SharePoint Server」の脆弱性悪用に要警戒 - 米当局が注意喚起
WPプラグイン「Network Summary」に深刻な脆弱性 - パッチ未提供
エレコム製無線LANルータ2機種に複数の脆弱性
エレコム製の複数無線LANルータに3件の脆弱性
「Apache Tomcat」にアップデート - 「同8.5」系は最後の更新