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2017年3Qの新種マルウェア、10%増となる5760万件 - マカフィーまとめ

ランサムウェアの増加につながったおもな要因は、Android端末の画面をロックするランサムウェア。エクスプロイトキットやダークウェブで展開されるブラックマーケットなどが増加を後押ししているという。

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新種ランサムウェアの推移(グラフ:マカフィー)

また同四半期は、「Locky」の新しい亜種である「Lukitus」の活動が確認されている。

登場から24時間で2300万件以上のスパムを介して拡散されたという。

同社のクラウド基盤で同四半期にブロックした不正なファイルは、1日あたり4000万件で、前四半期の3600万件を上回った。一方、不審なプログラムのブロック件数は1日あたり4500万件で、前四半期の7700万件から大幅に減少した。

ブロックしたURLにおいて、危険度「高」とされるURLは1日あたり5600万件。前四半期の4100万件から増加。一方、ブロックした危険なIPアドレスは1日あたり4800万件で、前四半期の5800万件を下回っている。

(Security NEXT - 2018/01/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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