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制御システムの37%で攻撃を検知 - 3割が製造業

攻撃を受けた産業の割合を見ると「製造業」が31%でもっとも多く、「エンジニアリング」が24.5%、「教育」が14.5%、「食品、飲料」が9.7%、「エネルギー」が4.9%と続く。

制御システムで検知したマルウェアの亜種は合計で1万8000種類にのぼり、ファミリーは2500種類を超えたと。

ランサムウェアを検知した端末は、全体の0.5%ほどだが、世界63カ国に及んだという。ランサムウェアの種類を見ると、「WannaCrypt(13.4%)」や「Locky(10.7%)」をはじめ、33種類のランサムウェアファミリーが確認されたが、制御システムに特化したランサムウェアは確認されていないという。

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攻撃を受けた産業の割合(グラフ:カスペルスキー)

(Security NEXT - 2017/11/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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